定例記者会見(2016年9月6日)結果概要

掲載日:2016年9月8日

発表事項

平成28年度9月補正予算案等について

 はじめに、来る9月8日に議会へ提案する、「平成28年度9月補正予算案等」についてご説明します。それでは、平成28年第3回県議会定例会9月提案分提出予定議案の概要をご覧ください。
 まずは、1ページをお開きください。
 ローマ数字1の平成28年度9月補正予算案についてです。
 今回の9月補正予算案では、5月補正予算編成後の状況の変化を踏まえ、早急に対応する必要がある事業について、国の交付金を原資とした基金などを活用し、措置することとしました。
 補正予算案の規模は、上段の表に記載のとおり、一般会計で、1億7,800万円です。また、一般会計の財源内訳ですが、中段の表に記載のとおり、1段目の基金からの繰入金が4,700万円、2段目の昨年度からの繰越金が6,000万円、4段目の県債が4,500万円、などとなっています。
 次に「2 補正予算案の主な内容」について、ご説明します。
 なお、右横に参照ページが記載されている事業につきましては、3ページ以降に詳しい内容を掲載していますので、後程ご覧いただきたいと思います。それでは、順次ご説明します。
 1つ目の丸、「オリンピック・セーリング競技江の島開催に向けた取組み」です。
 まず、1つ目の事業「葉山港船舶保管地改修工事設計費」ですが、東京2020オリンピック競技大会のセーリング競技実施に伴い、湘南港にある艇の移動先の一部を確保するとともに、オリンピック後もセーリングを広く県民に普及拡大していくため、葉山港の船舶保管地の改修に向けた実施設計等を行うものです。
 次に「江の島大橋改修工事設計費」ですが、東京2020オリンピック競技大会のセーリング競技の成功と、湘南港の機能強化や江の島地域の活性化を図るため、江の島大橋を含む臨港道路の拡幅整備に向けた実施設計等を行うものです。
 2ページをお開きください。
 1つ目の丸、「いつまでも地域で安心して生活できる医療体制の整備」ですが、地域医療介護総合確保基金を活用し、訪問看護師の人材育成を支援する教育支援ステーションを設置するほか、離職歯科衛生士の復職支援事業に対する補助など、医療従事者の確保に関する事業等を実施するものです。
 次に、「県立保健福祉大学公立大学法人移行準備費」ですが、県立保健福祉大学については、急速に進む少子・高齢化など開学後の保健・医療・福祉を取り巻く社会状況の変化を踏まえ、教育・研究の充実や、自主的・自律的な大学運営を可能とするため、公立大学法人に移行する準備を行うものです。
 次に、「横浜国際高校整備工事設計費」ですが、平成31年度に横浜国際高校に国際バカロレアコースを設置するため、教育活動に必要な新棟の設計費について、債務負担行為を設定するものです。
 次に、「入学者選抜採点システム整備費」ですが、県立高等学校入学者選抜学力検査採点誤りに関する再発防止・改善策を踏まえ、平成28年度に実施する学力検査から解答方法にマークシート方式を導入するため、市立高校を設置する3市と共同で必要なシステム等を整備するものです。
 次に、「産地活性化事業費補助」ですが、収益力強化に取り組む野菜等の産地において、高収益な作物・栽培方法へ転換を図るため、農業者等が新たに施設を整備する事業等に対して補助するものです。
 次に、「森林整備加速化・林業再生事業基金事業費」ですが、県産木材の利用促進を図るため、民間事業者が行う県産木材の仕分けに使用する林業機械の導入等について補助するものです。
 最後の丸、「再生可能エネルギー等導入推進基金事業費」ですが、避難所の非常用電源を確保するため、かながわ農業アカデミーに太陽光発電設備及び蓄電池設備を導入するものです。
 続いて、条例案等の概要につきまして、ご説明します。
 少し飛びまして、6ページをお開きください。
 「1 提出予定議案の概要」ですが、表に記載のとおり、条例の改正13件、工事請負契約の締結2件、その他不動産の取得についてなど、合計20件の提案を予定しています。
 続いて、「2 各条例案等の概要」をご覧ください。今回の議案の中で、主なものを説明します。
 なお、条例名の右横に参照ページが記載されている条例については、9ページ以降に詳しい内容を掲載しておりますので、後程ご覧ください。
 まず、条例の改正の3つ目の丸、「神奈川県県税条例の一部を改正する条例」は、第3期のかながわ水源環境保全・再生実行5か年計画の財源に充てるため、個人県民税の超過課税、いわゆる水源環境保全税の適用期間を平成29年度から33年度まで5年間延長することに関し、所要の改正を行うものです。
 7ページをご覧ください。
 資料の上から5つ目の丸、「神奈川県立の高等学校等の設置に関する条例の一部を改正する条例」ですが、県立高校改革実施計画による学科改編に伴い、高等学校の名称について、所要の改正を行うものです。
 次に、その下、「神奈川県立の博物館条例等の一部を改正する条例」ですが、県立の博物館等の観覧料の納付等について、所要の改正を行うものです。
 次に、8ページをお開きください。
 「不動産の取得について」ですが、県立相原高等学校の移転先用地として、職業能力開発総合大学校旧相模原校跡地の取得について、提案するものです。
 なお、津久井やまゆり園において発生した事件への対応でありますけれども、体育館等での生活を余儀なくされていた利用者の方々については、8月31日までに、他施設に移転していただくなど、予備費等の活用により緊急的に対応したところです。
 その他、早急に対応が必要な経費につきましては、現在準備を進めておりますので、改めて今定例会中に補正予算案を追加提案したいと考えています。

「ベトナムフェスタ in 神奈川」実施プログラム決定!

 続きまして、10月に開催する「ベトナムフェスタ in 神奈川」の実施プログラムが決定しましたのでお知らせいたします。
 昨年のベトナムフェスタは20万人の想定で、結果的には40万人の方々を集めるイベントとなりました。県民の方々の期待も大きいと思います。今年はそれをさらに上回るフェスタを実施したいと考えています。
 県内の関係団体等による実行委員会と駐日ベトナム社会主義共和国大使館との共催で、10月28日から30日の3日間、日本大通り、県庁本庁舎、象の鼻パークなどで様々なイベントを行います。
 まず、特に注目していただきたいプログラムについてご説明いたします。
 お手元の資料1ページ目「ここに注目」をご覧ください。
 近年、急速に増加しているベトナム人留学生による日本語スピーチコンテストを開催いたします。「私が思う神奈川県の魅力」をテーマに、ベトナム人留学生が自分の体験や思いを交えながら、日本語のスピーチ力を競い合います。
 次に、昨年に引き続きまして、ベトナムを代表する水上人形劇団が来県し、ベトナムの代表的な民族芸能水上人形劇を象の鼻パークの特設会場で披露します。
 また、このイベントを盛り上げるため、10月を「ベトナム月間」と銘打ち、地域や民間と連携した企画を展開いたします。ホテルやスーパーでのベトナム料理や食材の提供、地域のイベントでのPRなどを行います。
 さらに、今回、新たな取組みとして、インスタグラムキャンペーンを実施します。スーパーやホテルなどの特別協力先や、当日のイベント会場などから、ベトナムを感じる写真を撮影し、「ベトナムカラー」のハッシュタグを付けて投稿していただきます。抽選で素敵な商品をプレゼントいたします。
 その他にも、「ツバサ」の大ヒットで知られるアンダーグラフやマグカル大使、熊本マリさんのピアノリサイタル、昨年も来日したベトナムの人気グループMTV bandのコンサート、さらにMTV bandとマグカルとのコラボレーション企画など、盛りだくさんのイベントを予定しています。
 また、経済関係のプログラムも用意しています。ベトナムの投資環境セミナーや観光セミナーを開催するほか、ベトナム旅行会社向けに、県内視察ツアーを実施いたします。
 最後になりますが、ベトナムフェスタ in 神奈川には、イベントの開催趣旨にご賛同いただいた企業や団体の皆様から、1,320万円のご協賛やご後援をいただいております。
 具体的には、資料の2ページの上段に記載しております。この場をお借りして感謝を申し上げたいと思います。
 なお、個人の方からのご協賛も募集しています。協賛いただいた方には、水上人形劇の特別観覧席などの特典も用意していますので、よろしくお願いいたします。
 詳しくはベトナムフェスタ公式ホームページをご覧ください。
 いよいよ開催まで2カ月をきりました。皆様のご期待に応えるため、開催に向けてじっくりとしっかりと準備を行い、さまざまなイベントを通して、ベトナムを身近に感じていただきたいと思いますので、是非お越しいただきたいと思います。

新たな「ME-BYO BRAND」の認定について

 次に、「新たに ME-BYO BRANDを認定しました!」についてです。
  県は、未病産業の創出に向け、昨年の5月に、未病産業の優れた商品・サービスをME-BYO BRANDとして認定する制度をスタートさせました。
  これまで3件認定しましたが、このたび、新たに3件をME-BYO BRANDに認定いたしました。 商品・サービスの具体的な内容ですが、1つ目は、湘南ロボケアセンター株式会社のロボットスーツHALシリーズ及びロボットスーツを活用した未病改善トレーニングHALFITです。
 HALは、装着することで人の動作を支援・補助する世界初の技術を用いたサイボーグ型ロボットです。脳・神経・筋系疾患者などに対し、HALを装着したトレーニングサービスを提供することで、身体機能が向上し、未病の改善につながることが期待できます。
 2つ目は、株式会社DeNAライフサイエンスの遺伝子検査サービスMYCODEです。
 これは、自宅で採取した唾液を郵送し、遺伝子を検査することで、がん等の特定の疾患に対する遺伝的な傾向が分かるサービスです。
 その人の遺伝子情報に応じて、生活習慣に関するアドバイスをしたり、生活改善プログラムを提供したり、また人間ドック・検診予約サイトとの連携により、未病改善の行動変容につなげることが期待できます。
 3つ目は、株式会社アミンファーマ研究所の脳梗塞リスク評価サービスです。
 これは、自覚症状のない小さな脳梗塞、かくれ脳梗塞と言いますけれども、これを血液検査によって検出するというまさに画期的なサービスです。
 脳梗塞を未病の段階から見える化することで、リスクを減らすことが期待されています。
 ME-BYO BRANDに認定した商品・サービスについては、今後も、企業と連携し、展示会や未病普及イベント等において積極的にPRを行い、未病産業の魅力を広め、市場の拡大を図ってまいります。

電子母子手帳の取組みがスタートします

 次に、「電子母子手帳の取組みがスタートします」についてです。
 県では、本日から、お子さんの健康管理や未病の改善に役立てていただくため、マイME-BYOカルテと連携する「電子母子手帳アプリ」を提供する取組みを開始いたします。
 この取組みは、概ね5,000人程度の参加を目標にしており、現在、横須賀市など8市町が参加していますが、今後、参加する市町村を拡大してまいります。
 この電子母子手帳のメリットですが、スマートフォンを通して、市町が配信する予防接種の日程や場所などの情報を受け取れるだけでなく、接種日が近づいた時には、事前にアラート機能でお知らせするなど、スケジュールの管理も簡単に行うことができます。
 併せて、アプリを使うことで、お子さんの身長・体重をスマートフォンで簡単にグラフ化することができ、さらに、子育てに関わる方々の間で、お子さんの成長記録などを共有することもできます。
 また、マイME-BYOカルテとの連携により、お薬情報なども一覧で管理できるほか、
 データが県のサーバーでバックアップされますので、災害時など、いざという時でも安心です。
 この取組みのイメージにつきましては、資料記載のとおりであります。
 多くの方にご参加いただきたいと思っています。

知事出席主要行事

 知事出席主要行事につきましては、事前に送付した資料のとおりですが、そのうち1件コメントしておきます。
 9月11日、日曜日、10時から実施する「ビッグレスキューかながわ」に出席します。
 今年度は、横須賀市内の陸上自衛隊武山駐屯地を主要な会場として訓練を行います。
 4月に発生した熊本地震など、大規模災害等を踏まえ、自衛隊と県医療機関等との連携強化を図るとともに、住民の皆さんの防災意識の高揚を図る訓練にしたいと考えています。
 当日、私は、災害対応ロボットによる情報収集伝達訓練をはじめ、海上自衛隊護衛艦「いずも」による医療救護活動訓練など、特色ある実践的な訓練を視察いたします。

質疑

平成28年度9月補正予算案 オリンピック・セーリング競技江の島開催経費

記者: はじめに補正予算案についてなんですけれども、最初にご説明をいただいたのがオリンピックのセーリング競技の関係費用でしたけれども、今まではまだ調査費用の予算計上はありましたけれども、いよいよ改修工事の設計に伴う費用ということで、改めて知事のこのセーリング競技に向けての取組み、どのように進めていくのか、そこらへんの思いを聞かせていただければ。

知事: 先日、リオに行ってまいりまして、セーリング競技を見てまいりましたけれども、セーリング競技というのは、非常に盛り上がる。うまく見せれば、非常に盛り上がる競技だなということを実感いたしました。それがまた4年後に江の島で開かれるということは本当に素晴らしいことだと改めて思う次第でありまして、何とかしてこれまでなかったくらいの盛り上がりを持った大会にしていきたいという思いが私の中に非常に強くあります。
 そのためにさまざまな整備をしていかなければいけません。つい先日、私は江の島の湘南港に行ってヨットの体験をしてきました。周りを見ましたけれども、女性センターも今、壊す作業が始まっているところでした。だんだん近づいてきたのだなということを実感しますけれども、やっと予算の面でも、そういったことが反映されてきたということで、いよいよ近づいてきたということをまさに実感をして、身の引き締まる思いでもあります。

記者: 関連で、改めて課題というのはどういうところにあると思いますか。

知事: いまだに、前から申し上げていることですけれども、組織委員会との費用負担、そして役割分担といったことが、まだしっかりと結論が出ていないのです。これを早くやってくれということを前々から申し上げておりましたけれども、いよいよということであります。
 この間リオに、セーリング競技に行って、各チームのコーチの皆さんともお話をする機会がありましたけれども、みんな、もうこの10月には江の島に行きますという話でした。江の島で、今度10月に大会があるのです。そのままずっとここで練習を始めるという、いよいよセーリングに関しては、相模湾での風をマスターするということが必要なので、どんどん選手がやってくる、練習が始まるということであります。プレ大会、プレプレ大会といったことも開かれる。そういった中で、時間的余裕があまりないということです。
 ですから、課題と言えば前から申し上げているとおり、繰り返しにはなるのですが、役割分担、それと費用負担のあり方、これに対する結論を早く出してほしいということです。

記者: 神奈川県での開催ということで、どういった期待がありますか。盛り上がりというのを、どういうふうに活性化に活かしていきたいか、そのへんいかがでしょうか。

知事: 神奈川の大きな魅力の一つというのは、何といっても湘南の海だと思うわけです。その湘南の海で、多くの海水浴客が見ているその目の前で、オリンピック競技が開かれるということになるわけです。これをもとにして、海の魅力というものを、日本国中だけではなくて全世界に向けて発信していきたいと思うし、また、こうした大会を通じて、セーリング競技に携わる人たち、セーリングを楽しむ人たち、こういう人たちの裾野を広げていきたいと思っています。

記者: 広がった裾野の人たちもまた、大会が終わった後も来てもらいたいと、そういうことですか。

知事: そういうことです。私自身がこの間もヨットの体験をしたというのも、ただ見ているだけではなくて、せっかく開かれるのですから、自分でやってみる楽しさも知ったほうが良いのではないでしょうかということで、私自身が体験をしたわけでありますけれども、やはりやってみるとすごく楽しいです。
 風と一体となって、波を走っていく感覚というのは、何ものにも代えがたい爽快感です。何かこうハードルが高いなと思われている方もいらっしゃると思うのですけれども、やってみると意外に簡単にできるということがある。ですから、こういったことでヨットの人口を増やしていきたい。これに伴って、さまざまな県内各地の整備も行われ、それに合わせてヨットの環境が良くなりますから、こういったことを活用していただきたいと思っている次第です。

記者: 全部で3点お願いしたいのですけれども、オリンピックとME-BYO BRANDと母子手帳の3点で。予算関連で、引き続きオリンピックなんですけれど、葉山港の改修ですが、具体的にはこれから設計をすると思うんですけれども、改修後はどのような感じになるというイメージがあれば聞かせてください。関連して、広く県民に普及拡大していくためということなんですけど、これまでさまざまなイベントをやってみて、県民の方への普及度は知事はどのように手応えを感じてらっしゃるか教えてください。

セーリング競技担当課長: 葉山港については、詳細はこれから詰めてまいりますけれども、まず想定しているのは、艇の置き場の立体化ということを考えています。

記者: これまで普及イベントを各地で、これまでもやってきていると思うのですけれども、手応えを聞かせてください。

知事: この間も小学生と一緒に、私はセーリングをやったのです。4年生ぐらいの子たちだったのですけれども、初めてやるという子たちばかりでした。私もびっくりしましたけれども、すごく簡単なヨットがあるのです。
 ヨットは普通、横向きに乗ります。ところが、モーターボートみたいに真正面から乗るという。そして舵というのも、普通のヨットは横向きになって、後ろで、こうやってやるのですけれども、前にあって、右に行きたければ右に切る。普通のヨットは舵が逆でして、右に行きたければ左に切るのですけれども、そのままやれるようなヨットができていて、小学生でもすぐできる。 
 それで、障害者の皆さんも、乗ったらすぐ楽しめる、そういうヨットができているということを知って、しかもそれが絶対に沈まないのです。そういうヨットが、もう開発されています。そういうものをこれからどんどん皆さんに知っていただく、簡単にやれる、こういったことをこれから広めていきたいと思いましたけれども、まだ現在では、イベントをいろいろやってはいるけれども、それで急にヨットが盛り上がってきたというところまでは、いっていないと思います。
 始まったばかりですから、これから4年かけてじっくりと、盛り上げていきたいと思います。

ME-BYO BRAND について

記者: ME-BYO BRANDについてなんですけれども、今回新たに認定したということで、ただ、ME-BYO BRANDに認定されるメリットが、いまいちまだ、皆さんに伝わってないのかなと思っているところなんですけれども、ME-BYO BRANDに認定したことによって感じていらっしゃる手応え、あと、今後広めていくためにこういう課題があるなとお感じになっていることがあれば、聞かせてください。

知事: つい先日も実は、ME-BYO BRANDの第1号に認定されたMIMOSYS、その開発をされた光吉さんと、企業立地トップセミナーで一緒になってお話しすることがありましたけれども、ME-BYO BRANDに認定されたことは非常に大きかったとおっしゃっています。
 ME-BYO BRANDになったということで、県がヘルスケア・ニューフロンティアの取組みをあちこちでアピールしています。私もいろいろなところに行って、講演をしたり、お話をしています。そういうとき、必ずこのME-BYO BRANDの話をしているわけです。
 それによって、認知度がどんどん上がってくるということ、それを実感していると、そういうお話を聞きました。だから、今までのME-BYO BRANDというのは、MIMOSYSが代表格ですが、味の素のアミノインデックスとかがありましたけれども、そこにやはりブランドですから、認定されることによって、実際に商品を開発した人は非常にメリットを感じるとともに、いろいろなME-BYO BRANDの商品が並ぶことによって、また未病といったもののイメージ、それがより広がってくる、深まってくる、そういったことを私は実感をしています。
 こういったものがME-BYO BRANDになるのかということとともに、それこそまさに未病産業だということですね、これが新しい産業なのだというようなことでの広がりというのは、かなり自分としては手応えを感じています。

記者: 感じていらっしゃる課題はありますか。

知事: もっとME-BYO BRANDをたくさん出していきたいと思います。

電子母子手帳の取組みについて

記者: 最後に、電子母子手帳なんですけれども、今回8市町ということで、何か基準はあるんでしょうかということと、今後参加する市町村を拡大していきますということなんですが、おおよそのスケジュールとか、このくらいには県内全部参加すると良いなとかそういうスケジュールがあれば教えてください。

知事: 実は昨年度、全市町村を対象にアンケート調査を実施しました。この取組みに参加を希望する市町村の方々とこの電子母子手帳の具体化に向けた検討を進めてきたところです。
 そこで、今回、これまで一緒に検討を進めてきた市町と取組みを始めることにしたということです。もちろん、まだ参加いただいていない市町村には、個別に説明を行うなどして、参加市町村の拡大を図っていきたいと思います。
 この取組みというのは、お母さんにとってみれば、ものすごく心強い、安心感につながる取組みだと思うのです。なぜなら、この電子母子手帳に1回登録すれば、生涯お子さんにとってのデータが残っていきます。紙の母子手帳だとどこかにいってしまうと、もう分からなくなってしまいますけれども、1回登録すればずっと生き続けるものです。
 それを活用しながらいろいろな情報がそこに入ってきて、そしてそのお子さんの成長とともに膨大な情報が貯まってくると、年が経つにつれて情報量が多くなってくるわけですから、その人の健康増進ということに対してものすごく大きな力になっているということもありますので、これはぜひメリットをアピールして、1日も早く全市町村に参加してほしいと思っています。

平成28年度9月補正予算案 オリンピック・セーリング競技江の島開催経費

記者: 五輪の予算の関係で、以前からもいろいろ質問が出ていた件で改めてお聞きしますが、セーリング競技に掛かる全体の費用というのは、まだ試算できていない状況にお変わりはないのでしょうか。

知事: 残念ながらそうです。前から申し上げているとおり、予算の配分、組織委員会がどこまで持ってくれるのか、それから県がどこまで持つのか。
 もともとは恒久的施設、つくったらずっと使えるという恒設の施設については、地元自治体が負担するが、仮設のものについては組織委員会等が負担するということに一応なっていたのですけれども、それがどうもオリンピック予算の全体が膨らんできたということがあって、それで前に森委員長と舛添前都知事の会談があって、その辺りをどうするかという話があったということは聞いているのですが、その具体の中身で東京都との話はあったみたいですけれども、それ以外の開催県との話はない。
 その後、どうなるのかなと思ったときに、舛添さんのあのような問題が起きて、新しい知事が誕生したということで、その間、ずっとその話が止まったままになっているわけです。われわれとしても全体像としてのいくらということはまだご提示できる状態にないと、残念ながらそう言わざるを得ないです。

記者: ということは、施設的なものは自治体、都道府県なりで、仮設は組織委員会の担当だったかと思うんですけども、セーリングの場合では、例えば漁業補償ですとか、あとは県が提案した選手村の分村ですかね、そういったところは県としては、組織委員会が払うべきであって、県が負担すべきものではないという考えでよろしいでしょうか。 

知事: その辺りは、今協議中です。だから、これはその前提として、この間もお話をしましたけれども、リオに行ったときに国際セーリング連盟のクローチェ会長にお会いして、そして出来れば定置網に引っ掛からないような海面設定にしてほしいという話をしてまいりました。定置網を外すかどうかによって本当に億単位の金が違ってくるわけです。ですから、組織委員会との調整の中では話が進まない中で、われわれとしては少しでもコストを下げるための努力を続けているとそうお考えいただければと思います。

記者: 協議中ということは、これからそういうのを県のほうで負担するということもあり得ると。

知事: 協議の様子を見ないと分からないです。

記者: 関連で、そういったことを決める場としては、国と組織委員会と都と関係自治体でつくる連絡協議会というのが去年の11月にあったと思うんですけど、今後開かれるようなめどというのはどういう感じなのでしょうか。

知事: もうそろそろ開かれるのではないでしょうか。

記者: 具体的には。

セーリング競技担当課長: まだ具体的な日程は決まっておりませんが、私どもも早く解決していただきたいと考えておりますので、早急に開催していただきたいと考えています。

小池都知事について  

記者: 今回、今お話のあった舛添さんが辞められて、新しく小池都知事になったわけですけれども、今、小池知事がその都政改革本部を立ち上げて、五輪の予算を検証するとかやっているんですけれども、五輪開催ということに関して、神奈川県として、新しい小池都知事に対する期待ですとか、逆に懸念ですとか、ありましたらお聞かせいただけますか。

知事: 小池都知事の問題というよりも、知事が何人も代わられたということを受けて、作業的に滞っている、遅れている部分があると思うのです。先程の役割分担、費用負担の話、こういったものも本来もっと早く結論が出ているはずだったと思うのですが、そういった問題がずっと先延ばしされてきているというのがあるので、スピード感、これは期待したいところです。
 全体の費用が膨らみすぎているのではないか、それを検証するということも大変大事なことだとは思いますけれども、それはそれとしながら、私としてはスピード感といったものはやはり期待をしたいです。

記者: 五輪関係に関連してお伺いしたいんですけれども、小池さんは情報公開っていうことにすごく徹底する姿勢を強調していますけれども、今までそのエンブレムの問題だとか、国立競技場の関係機関の意思決定が見えにくかったのが結局その後の撤回につながったんじゃないかみたいな指摘もあるんですけれども、そういう点で小池さんに対して、期待できるところはあるのでしょうか。

知事: 詳細は分かりませんけれどもね。どれだけ情報公開が無かったから費用がかさんできたことにどうつながってくるのか、そのへんは私にはよく分かりませんけれども、小池知事が信念に基づいて、都民の皆さんに訴えて、そして選ばれたという結果でしょうから、それは信念に基づいて、しっかりと検証されるということは良いと思います。

平成28年度9月補正予算案 オリンピック・セーリング競技江の島開催経費

記者: オリンピックのセーリングで関連なんですが、特にその漁業補償に伴う定置網の移動も含めてですね、お話を伺ってると、その役割分担早く決めてほしいとかですね、協議次第かというお話で、どっちかというと、ちょっとその主体的な取組みというふうには受け止めにくかったんですけれども、今回の漁業に関する部分については、恒久施設というよりも、むしろ、仮設に近い、大会に伴うことによって発生する費用ということなので、原則的には、地元の県の負担というよりもですね、組織委員会なりが負担する筋合いのものだと思うんですが、そこらへんちょっと確認ですけれども、知事としてはどういうふうにお考えがあってとかというのは。

知事: もちろん、われわれも財政的に非常に厳しい状況での、ぎりぎりの運営をずっとしているわけですから、その定置網の移動に関しては、莫大な費用が掛かるといったものは、それを当然組織委員会が持ってくれるものだろうと今までずっと思ってやってまいりましたけれども、それはそれとしながらも、しかし、成功させなければならないという中で、ちゃんとした話をして、役割分担を決めなければいけないです。それができていないということ自体に対して、われわれは早くやりましょうということを言っているわけです。

記者: あくまで、県の負担ではないですよということを主張していくということでよろしいでしょうか。

知事: 基本的にはそうです。

記者: 例外もあり得るという。

知事: それは交渉ですから、これから協議しながら探っていくということになると思います。

津久井やまゆり園について

記者: やまゆり園の再生の話なんですけれども、先日、県議会の厚生常任委員会でですね、かながわ共同会の理事長が、建て替えか改修かということに関して、職員に意見を聞いたところ、ほとんどの職員が、事件のことを思い出してしまう、フラッシュバック等が懸念されるので、建て替えを望んでいるということで、現実的には建て替えが妥当と考えているというお話があったのですが、今後もちろん、まさに今検討中のことだと思うのですけども、建て替えと改修の境目っていうのがなかなか微妙なとこだなという気がするんですけども、改めて知事の中で、改修もやり方によっては中身をがらっと変えたりとか、現場を思い出さないような工夫が出来ると思うんですけども、今いろんな検討をケース別にやっていらっしゃる段階かと思いますが、現時点での建て替えと改修の違い、それぞれのイメージはどのようにお考えですか。

知事: 建て替えは全然違った施設になるわけですから、事件のことを一番想起しにくくなるといったメリットはあると思います。ただそのときに莫大な費用が掛かるといった問題と、非常に長い時間がかかるといった問題があります。改修とした場合には、改修にもいろいろあると思います。事件を思い出させないような形での改修も当然あるのだと思いますけれども、今上がってきている職員の皆さんの声だと、改修というレベルでは何となく事件のこととつながってしまうのではないかという不安を持っていらっしゃるという声が聞こえてきています。ただ改修の場合のメリットというのは、費用が割と少なく押さえられるといった点と、早くできるということです。
 この間、共同会の皆さんからは、職員の主な意見としては建て替えということだという話はありました。ただ、家族会の皆さんがどのように考えていらっしゃるかというところです。だからそのへんを家族会の皆さんの話をしっかりとお伺いしながら合意点を探っていく、ということになってくると思います。あまり時間をかけないで大きな方向性は決めていきたいと思っています。

記者: 職員サイドが建て替えを要望されて、仮に家族会サイドも建て替えの声が多いとなると、当然県としての判断は建て替えに傾いていくというのは自然なんですかね。

知事: 基本的にそうなるでしょう。

記者: やまゆりの関係なのですが、先程の冒頭の発言の中で、その他予算の追加提案するという準備はされているということですけども、ここでおっしゃられた準備というのはどういうもので、いつごろどのくらいの規模でというふうにお考えなのかちょっと確認させてください。

知事: 大きな方向性というもの、改修にするのか建て替えにするのかという方向性がもし出れば、そのための準備も始めなければいけないです。そのための設計というところから始まってくると思いますから、そういったことに柔軟に対応できるように、もし間に合えば補正予算の中で対応したいということです。

記者: 基本的に施設の今後のあり方、建て替えもしくは改修に伴う予算ということですか。

知事: そういうことです、基本は。

(以上)

神奈川県

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