定例記者会見(2016年7月13日)結果概要

掲載日:2016年7月15日

発表事項

市町村の未病センターへの企業による健康支援プログラム提供の仕組みをスタート!

 はじめに、市町村の未病センターで健康支援プログラムを提供についてです。
 県では、市町村・企業・団体等と連携し、県民の皆さんが、「未病を改善する」取組みのきっかけや、実践のための情報提供等を受けられる未病センターの設置を進めています。
 このたび、県では、市町村設置による未病センターの活動充実のため、民間企業等が無償または低額で実施する健康支援プログラムをスタートさせます。
 12の企業・団体による14のプログラムがスタートしますが、具体的には、資料2の登録プログラム一覧をご覧ください。
 例えば、1の味の素からは、おいしく食べて健康づくり講習会としまて、ロコモ予防や減塩についての講習、6のサンスターからは、歯科衛生士によるオーラルケア講座、9の資生堂ジャパンからは、健康長寿のための笑顔講座など、バラエティに富んだプログラムが登録されています。
 今後、未病センターを設置している市町村が、どのプログラムを選択されるか、その希望をお聞きしたうえで、各企業からのプログラムの提供可能回数などを踏まえながら、できるだけ希望に沿うよう調整し、8月下旬頃からプログラムを提供する予定です。
 企業の社会貢献活動と自治体の取組みの連携による、健康づくりや健康寿命延伸に向けた、このような仕組みは、全国初の試みとなります。
 さらに、未病センターが新たに3カ所オープンすることとなりましたので、お知らせいたします。
 今回オープンする3箇所の未病センターは、いずれも民間企業が設置・運営するもので、7月13日付けで認証しました。これにより、県内の未病センターは、合計13箇所となります。各未病センターの詳細は、資料3のとおりです。
 今回発表した「健康支援プログラム」提供の仕組み、そして「未病センター」の開設は、いずれも民間企業・団体の皆様の未病に対するご理解と、積極的なご協力があって実現したものであります。
 こうしたことは、未病改善の取組みを進める県として、大変ありがたいことと受け止めており、日常生活での「食」「運動」「社会参加」の実践に直結するものと期待しております。
 県内13箇所の未病センターは、どなたでもご利用できますし、健康支援プログラムも大変魅力ある内容が揃っていますので、身近な健康チェックに加え、具体的な未病改善のヒントを得られる機会として、是非ご活用いただければと思います。

「マイME-BYOカルテ」の災害時の活用に取り組みます

 次に、マイME-BYOカルテの災害時の活用についてです。
 マイME-BYOカルテは、皆様のお薬情報や健康情報等をパソコンやスマートフォンを通じて閲覧できるアプリケーションです。どこでも、自分のお薬情報等を確認できるので、災害時にも役立ちます。
 このたび、このマイME-BYOカルテを、災害時にいっそう役立てていけるよう、取り組んでいくこととしました。
 具体的には、マイME-BYOカルテを活用し、避難所などにおいて、医師などが、被災者の方々のお薬の情報や既往歴を確認したり、その情報を共有することを可能にする仕組みの構築に取り組んでまいります。
 これまでは、マイME-BYOカルテに登録した方々が、自分のスマートフォンで、お薬情報などを確認することができましたが、あくまで、スマートフォンそのものが必要でありました。
 これからは、災害時において、医師などが、被災者の方のスマートフォンがなくても、お薬情報などを閲覧できるようになります。
 こうした仕組みをつくることで、被災者の方々は、スムーズな支援を受けることができるようになります。
 なお、災害時を除きまして、本人以外の方が、マイME-BYOカルテを閲覧することはできません。
 今後の展開ですけれども、災害時の支援に関する専門家や関係団体から助言を受けながら検討を進め、実証を行った上で、本格的な運用につなげてまいります。
 また、9月から10月にかけて、マイME-BYOカルテが、災害時にも役立つことを、県民に幅広くアピールすることで、マイME-BYOカルテのいっそうの普及を図っていきます。
 自分の命を守るということにもつながりますので、ぜひ皆さん、「マイME-BYOカルテ」の登録をお願いしたいと思います。

三浦かぼちゃグルメ&スイーツフェア2016を開催します

 続きまして、三浦かぼちゃグルメ&スイーツフェア2016の開催についてです。
 県と生産者団体で構成する、かながわブランド振興協議会では、7月19日から県内のホテル、飲食店、菓子店の20店舗において、「三浦かぼちゃグルメ&スイーツフェア2016」を開催いたします。
 三浦かぼちゃは、三浦半島の温暖な気候に恵まれて栽培され、かながわブランドにも登録された今が旬の野菜で、ホクホク感と甘味が特徴であります。
 こうした三浦かぼちゃを使用したグルメ&スイーツフェアは、今回が初めての試みです。
 参加いただく店舗の多くは、三浦半島地域に所在しており、こうした試みが、三浦半島地域の食の魅力を高め、地域の活性化につながるものと期待しております。
 資料に添付したリーフレットには、各店舗で提供されるメニューが掲載されています。どの店舗でも趣向を凝らした料理や、スイーツが味わえますので、ぜひこの機会に、三浦かぼちゃをお楽しみいただきたいと思います。県庁にデジタルサイネージを設置します。

対話の広場(地域版)を4会場で開催します

 次に、対話の広場地域版のご案内です。
 毎年、県内5つの地域で開催している対話の広場地域版ですが、今年は、「人生100歳時代の設計図」を共通テーマとして開催いたします。
 ちょうど昨日、今年の皮切りとなります、県西会場で「ちょこっと田舎生活」をテーマに、開催いたしました。
 ゲストとしてお越しいただきました、都心から南足柄市に移住された会社員の安田豊久さんからは、「自然あふれる環境の中で、未病の改善や、地域貢献活動を通じた、健康で、意義ある人生を100歳まで過ごしたい」といった、素晴らしい100歳時代の設計図をご紹介いただき、参加された県民の皆様からも、さまざまなご意見、ご提案をいただくことができました。
 今後開催いたします、残りの4会場については、すでに先週、記者発表資料で、皆様に概要をお知らせしておりますが、本日は、PR用のチラシが出来上がりましたので、改めてご案内したいと思います。
 各会場のスケジュールとテーマをご紹介します。
 まず、9月27日開催の横須賀三浦会場では、北京オリンピックで金メダルを獲得した、女子ソフトボール日本代表チームの栄養マネジメントを手がけた、県立保健福祉大学栄養学科教授の鈴木志保子さんをゲストにお迎えし、「元気に暮らせる食と運動とは」をテーマに開催いたします。
 10月25日開催の川崎会場では、株式会社KSP社長の内田裕久さんをお迎えし、「川崎発新時代の人生設計図」をテーマに開催します。
 11月2日開催の湘南会場では、株式会社ランナーズ・ウェルネス社長で、横浜マラソンのプロデューサーも務めていただいております坂本雄次さんをゲストにお迎えし、「スポーツと健康長寿社会」をテーマに開催いたします。
 最後に、11月9日開催の県央会場では、手塚プロダクションの松谷孝征社長をゲストに、「ロボット技術が支える人生100歳時代」をテーマとして開催します。
 「人生100歳時代の設計図」については、今後、今月24日開催のシンポジウムを含めまして、様々な機会を通じて、幅広い議論を巻き起こしていきたいと考えていますので、ぜひ、多くの県民の方々にご参加いただきたいと思います。 
 現在、申込みを受け付けていますので、皆様のご応募を、お待ちしております。

セーリング海上体験会開催について

 次は、「セーリング海上体験会開催」についてです。すでに、お知らせしているとおり、募集を開始しておりますけれども、改めて皆様方にお知らせしたいと思います。
 県は、江の島で開催される東京2020大会のセーリング競技の普及の一環として、7月から10月にかけて、海上でのセーリング体験会を開催いたします。
 7月25日開催の1回目ですが、現時点で、募集50人に対して、応募が42人と、まだ若干の空きがあります。8月1日開催の2回目以降については、まだ余裕がありますので、皆さんぜひご参加いただきたいと思います。
 体験場所は、東京2020大会のセーリング競技開催会場である、江の島ヨットハーバーでありまして、対象は小中学生です。また、障害のある小中学生も体験できます。
 誰でも安全に、簡単に乗れるハンザという小型ヨットに体験乗船することができ、体験者おひとりに1人のインストラクターがつきますので、安心してご参加いただけます。
 なお、9月3日の体験会には、私も江の島に行きセーリングを楽しみます。
 実際に海に出て、セーリングの魅力にじかに触れることができるイベントですので、ぜひ多くの方々にご参加いただき、神奈川が一丸となって、このセーリング競技を盛り上げていきたいと考えています。

知事出席主要行事

 知事出席主要行事については、事前に送付した資料のとおりですが、そのうち、1件コメントしておきます。
 明日14日の16時35分から、本庁舎3階の第2応接室におきまして、株式会社ブルックスホールディングス及び大井町と、未病いやしの里センター事業に係る連携・協力に関する基本協定の締結式を行います。
 先週、予定地を視察させてもらいましたが、広大な敷地や、手入れの行き届いたグラウンドをはじめとした様々な施設を拝見して、改めて今後の展開の可能性を感じたところでした。
 仮称ですが「未病いやしの里センター」設置に向けた取組みが、いよいよ本格化してまいりますので、ぜひお越しいただきたいと思います。

質疑

市町村の未病センターへの企業による健康支援プログラム提供の仕組みについて

記者: 未病センターへの健康支援プログラムの提供について二点お伺いしたいんですが、今回、14のプログラムを登録したということですが、14のプログラムをすべて登録したということでよろしいですか。他になかったですか。

未病対策担当課長: 14だけでございます。

記者: 今後も、プログラムの申請を受け付けている最中ということでしょうか。

知事: そうです。今回は、全く初めての試みですから。実施した状況を踏まえながら、できたら今年度後半に2回目の募集を行ってプログラムを充実させていきたいと考えています。

記者: 企業は、特に県内という縛りはあるんでしょうか。

未病対策担当課長: 基本的にはございませんが、未病の取組みということで県内の企業を中心にお声かけをしています。県内に支社等がある企業を含めて。

参議院議員通常選挙及び18歳選挙権について

記者: 参院選が終わりまして、今回、18歳選挙権の導入なども注目された選挙でしたが、神奈川選挙区の結果も含めて、知事の所感があればお聞かせいただけますでしょうか。

知事: 今回の参議院選挙、18歳が初めて投票できるということで、私は、選挙の前に聞かれた時に、18歳選挙権になると彼らが真っ先に投票所に行くのではないか、それによって投票率が上がるのではないかと言っていましたけれども、その通りになりました。18歳の投票率がずいぶん上がっているということです。
 しかも報道によれば、嬉しいことに18歳の投票率は神奈川県が全国で一番ということでありまして、これまでシチズンシップ教育とか、政治参加に向けた教育を高校でもやってきたということが、一つの成果にもつながったのかなという思いで受け止めておりまして、大変、嬉しいニュースだと思っています。
 神奈川県選挙区の結果については、アベノミクスの成否が問われたということもあるでしょうし、憲法の問題といったこともメインのテーマというより、なんとなく影に漂っている感じの選挙でもあったと思いますけれども、基本的に、安倍政権側が圧勝という形に終わったということです。
 基本的に、私は選挙期間中、一傍観者でありましたけれども、前から申し上げているように、こういう結果を踏まえながら、経済のエンジンを回していくという、これがやはり最大の課題であると思っていますので、そこに全力投球していきたい、そのように考えたところであります。

東京都知事選挙について

記者: 都知事選について、いろいろと自民党、公明党なども紆余曲折を経て、ようやく構図がほぼ固まったのかなと見られます。明日、告示となるわけですけど、これについて何か知事のご所感があればお聞かせいただけますか。

知事: 紆余曲折の中で、最後の最後までどんでん返しがあって、すごいことが起きていたのだなという感じがします。これから選挙が実は始まる中で、どうなっていくのか。しかし、今までは決まるプロセス、どういう枠組みで候補が出るのかといったことに集中されていたので、いったい皆さんが、どのような東京をつくろうとされているのかといったことについては、ほとんど分かっていないという状況があると思います。
 やはり、その辺りこれからの選挙戦を通じて、皆さんが選びやすい形というものを提示していただけるということを、望んでいるのではないでしょうか。
 私たちとして見れば、なんといっても次の東京都知事というのは、東京オリンピックを成功させていかなければならない、この点においては、神奈川県と全く同じ思いであると思うので、これをしっかりやってくださる方が、新しい知事になっていただきたいという思いがあります。そのために、ある種の力強さ、安定感、推進力とか、そういったものが必要なのではないのでしょうか。

「マイME-BYOカルテ」の災害時の活用について

記者: マイME-BYOカルテなんですが、これ災害時でも使えるようにということなんですけどれも、具体的に実証を行ってみて、本格運用につなげていきますというのは、いつからというのが無いのですけど、いつからこれができるという形なんでしょうか。

未病産業・ヘルスケアICT担当課長: 今年度につきましては、どんな項目を入れるとか内容につきまして、検討を行います。実証、本格運用は来年度以降という事になっております。まだそこまでいっておりません。

記者: 実証、本格運用は来年度以降ですね。

未病産業・ヘルスケアICT担当課長: 今年度は検討を行うということです。

市町村の未病センターへの企業による健康支援プログラム提供の仕組みについて

記者: それから未病センターなんですけど、今回新たに3カ所が増えたということですが、ようやく横浜市内のものも2つできたということなんですけど、なかなか政令市が大きい中で初めてとなり、川崎にはまだ無いという状況で、全県的な広がりがまだなのかなと思うんですが、そのへん、今後の見通しはどうでしょうか。

知事: 未病コンセプトの展開というのは、どんどん加速度を増しているというふうに私は実感をしております。この未病センターも、最初は1カ所でしたから、それが一気に13カ所にもなったということですから。こういうペースで行けば、これからどんどん広がっていくのではないかと考えています。

記者: 例えば、川崎だとか横浜で今後増えていくような、今相談中というか、検討中の所も結構あるんですか。

未病対策担当課長: 横浜市域につきましては、今のところ相談を受けているものがあります。

「マイME-BYOカルテ」の災害時の活用について

記者: マイME-BYOカルテについてなんですけれども、2月の記者発表のときに、登録者の目標を掲げてらっしゃったと思うんですけれども、3月中に1,000人、今年度中にも1万人ですかね、今現在、どのくらいの登録者がおられて、今後普及をさせていくためにどういうような活動をしていきたいか、というのをお聞かせください。

知事: 7月11日現在で、登録者が3,019人となっています。今後、市町村と連携して、母子の健康情報の収集、また、企業のCHO構想の取組みに活用するなどの取組みを進めることとしておりまして、さらなる利用者の拡大、今お話のあったように、28年度の目標1万人、これを目指していきたいと思っています。

参議院議員通常選挙について

記者: 先程の参院選の選挙結果なんですけれども、圧勝したという事実のことは言っていましたが、例えば神奈川選挙区で、与党が3議席を取った、自民・公明両党で4議席中3議席を取ったという、そのことについて知事はどのように感じていらっしゃいますか。

知事: 全国有数の激戦区であったわけです。本当に予断を許さない状況だった。その中で、真山さんの動きというのは、かなり大きな注目点だったのではないでしょうか。急な立候補だったと思いますけれども、ぐんぐんその勢いを増していったというか、市民のハートをつかんでいったというところがあって、こういう結果になったのかなと思います。
 あと、中西さんについては、自民党が二つに割れたような感じになったということでありますけれども、後で禍根を残さないように、これからやっていっていただきたいという思いはあります。

記者: 神奈川県、非常に、これまでも新自由クラブとかですね、みんなの党だとか、第三極みたいのが非常に票を取ったりとか、民主党が3議席中2議席取るなど、非常にリベラル色が強いというか、反政権みたいな形のものが多い中で、今回、与党が3議席というものを取ったという、真山さんが取ったというよりも、与党が3議席取ったというのは、どのように受け止めてらっしゃいますか。

知事: 今回の大きな流れの中でいうと、順当な形なのかなという感じでしょうか。全国の結果と全然違う結果が出ているわけではなくて、全国的な傾向が現れていたということではないでしょうか。だから、神奈川だけは、国の方向とは違う方向に行かなければいけない、そういう感じは基本的に無かったのではないのかと思います。
 私自身も、アベノミクスの第三の矢、経済のエンジンを回すということを、ずっと言ってきているわけでありまして、アベノミクスを否定して、何かをやろうという言い方は別にしてなかったわけであります。順当な結果ではないかという気はします。

記者: 知事ご自身、ジャーナリストから転身される形で、政令市を含めて900万人クラスの自治体のトップになられて、ご自身の経験が活かせたこと、若しくは、逆に、経験の無さを痛感したこと。もし、何か、過去に経験されたことがあれば、どういったことか参考までにお聞かせ願えればと思います。

知事: 私自身、5年前のことですけれども、突然のことでありまして、選挙まであと3週間というところで、突然、声をかけていただいたと。そういう意味でいくと、準備も何もないというところでの選挙戦になりました。
 その中で、キャスター生活が活きていたなと感じたのは、私の中に、キャスターがまだいるのです。キャスターである自分と、知事になろうとしている自分がいるのですけれども、自分の頭の中で、その二人がやりあっているわけです。頭の中でキャスターである自分が、知事候補である私に対してガンガン質問をしているわけです。
 私が「報道2001」のキャスター時代にずっと心掛けていたことは、「要するに」という言葉でした。「要するにあなたは、この経済の状態をどう見ているのですか」「今の日本の状態を要するにどう見ているのですか」「要するに何をしようとしているのですか」ということを聞いていたわけでありまして、そのようなことを自分の頭の中で、一人でやっていますから、その答えを自分で出していると。それを皆さんに訴えるということでした。それはキャスター生活が活きたのかなと思います。
 それとともに、キャスター生活の中で一番心掛けてきたことは、どうしたら分かりやすく伝わるかということです。それは知事になってからも、活きているのではないかなと思います。
 突然のごとく、この神奈川県庁という大きな組織のトップでポンと来たわけですけれども、地方公務員の皆さんの特質というのは、非常に皆さん真面目に一生懸命仕事をする、積み上げていくことは得意ですけれども、間違えないようにするとか、足を引っ張らないようにするとか、守りというのがすごく強いです。それはとても大事なことなのですが、そういったことと、皆さんにどうやれば分かりやすく伝わるかというところは、視点が全然かぶっていなかったのです。
 そういう意味で自分がキャスター出身であって、こうした大きな行政の長となったということは、職員との相性という面で非常に良かったのではないかと私は思っています。
 足りないことはたくさんありまして、分からないことはとにかく教えてもらう、聞くということともに、現場を歩いて現場からの実感を得て、そこを補うということの連続です。今も。
 今回の参院選では、キャスター出身の人がたくさん当選しましたね。

東京都知事選挙について

記者: 鳥越さんとは、これまでにお付き合いとか何かあるのですか。

知事: 鳥越さんとは大変親しくさせていただいております。ひょんなことがあって、鳥越さんが前にやっていらした「ザ・スクープ」という番組がテレビ朝日であって、その番組が終了するといったときに、こういう番組を終了させないでほしいという集会があったのです。
 たまたま知り合いの弁護士から誘われて、当時フジテレビの「報道2001」のキャスターであった私がその場に行ったのです。行ってどのようなものだろうと見ていました。壇上にはパネリストがいっぱいいたのですが、突然指名されたのです。そこで発言したら、そのことだけが新聞に載ったのです。それで、フジテレビから怒られたということがありました。
 その時に、こういう番組はやはり守るべきだということを私自身が申し上げて、鳥越さんも感謝してくださったということがありました。いろんな場面でお会いすることも多くて、私自身が学ばせていただくこともたくさんありました。ジャーナリストとして尊敬できる先輩だと思います。

参議院議員通常選挙及び東京都知事選挙について

記者: 先程のお話の中で、今回の参院選でキャスターの方がずいぶんと誕生しましたというお話があったのですが、なぜキャスターが政治家として必要とされるのか、そのあたりのお考えというのはありますでしょうか。

知事: たまたまのことだったのかもしれませんが、率直に言って知名度があったということが、選挙戦に有利に働いたということは間違いないでしょう。それとともにやはり、普段から分かりやすくはっきりとものを言う、そういう言葉がメディアによってどんどん伝わっていって皆さんが判断するという、そういう劇場型の選挙においては、そういう人たちがうまく目立ったというか、他と差をつけられたということにつながったのではないでしょうか。

記者: きのう鳥越さんが、会見で今回の参議院選挙で危機感を覚えたとおっしゃってたんですけども、そのへん知事は感じられましたか。

知事: 鳥越さんが感じられたような危機感を私は感じていません。しかし、あのような場で、あのような言い方をするのは、実にうまいなと思いました。まさに、ちょうどうまい壺に見事な玉を投げているなというふうに思いました。安倍政権側が圧勝という中で、それで本当にいいのですかということを、ポンと言っているのは、うまいなと思いました。良いか悪いかではなく、共感するかどうかは別にして、客観的に見て、うまいなと思いました。 

記者: 自治体の長としては、その国政選挙の結果を受けてですね、その戦いの続きを、今度は自治体の選挙の場所に移すみたいな発言にも取れるんですけれども、その点についてはいかがですか。

知事: その質問は非常にいい質問だと思います。私もそこのところは違和感があります。神奈川県もそうでしたけれども、国会の勢力図とは全然違った形でやってきているのです。やはり地方自治というものは、国会と連動するというものではないと思っています。
 地方自治は地方自治、神奈川は神奈川の独自性の中でやっていくということが大事だということ。だから、そのままの構図を地方にそのまま持ち込むというのは、先程うまいなと私申し上げましたけれども、それは、その選挙を戦うすべとしてはうまいな、ということですけれども、今回東京都知事選挙ですから、果たしてそれが東京都民にとっては、本当にいいことなのかどうかというのは、私正直よく分からないです。
 そこのところはまさに東京都民の皆さんが判断されることだと思います。

記者: 鳥越さんが76歳でして、がんの手術も何回かされていて、今、都知事という業務はかなり激務だと思うんですけれども、神奈川県知事を2期目やられていて、その仕事の負担とですね、年齢とか体調とか、その関係含めて、どういうふうな印象を持たれているのか伺いたいんですけれども。

知事: 私も今回、立候補されるのを見て、76という歳を見てびっくりしました。
 お若いですよね、見栄えとして。でも私自身が「人生100歳時代」と言っているものですから、76歳というのは100歳時代から比べるとすれば、まだ大丈夫なのかなという感じはしますけれども。ただ、がんを何回も患っていらしたので、そのことは私正直、心配をしていました。本当に大丈夫なのかと。ただ、4回手術をして、最後の手術からもう7年経っているとおっしゃっていて、今が一番健康ですとおっしゃっているのであれば、それはご本人でそういう激務を乗り越えられるような体力があるということを自分で確信した上で決断されたのでしょうから、そこのところは問題ないと思います。

東京都知事選挙について

記者: 都知事選の関係でちょっと確認なのですが、先程、国政の構図と、本来、都知事選の構図っていうのは異なるべきなんじゃないかというようなお話だとは思うんですけども、構図はともかく、候補者に対して共感できる部分とかあればですね、知事ご自身が応援に入ったりそういったことっていうのはあり得るんでしょうか。

知事: 今、まだ宇都宮さんが出るのか出ないのかということを、今この時点でまだ言っているわけですから、最終的な構図はまだ決まっていない状況です。それと先程申し上げたように一番大事なことは枠組みではなくて、どのような東京をつくるのかという、そこの話はまだ見えてないわけですから、そこを見た上での話だと思います。ただ、今回の選挙戦の中で私自身が応援に入るということは、多分無いと思います。
 今出馬を表明していらっしゃる方は、実は、宇都宮さんを除いて皆親しいのです、私。よく知っている人ばかりなのですけれども、今回は応援に行くということは、今の段階では考えていません。

記者: 可能性としてはまだあり得るかもしれないと。要は、自民党なり民進党なり、知事を推薦してきた政党さんから依頼があったりすることもあると思うんですけども。

知事: 私を推薦してくださったのは、自民、民主、公明でしたからね。自民と民進が逆の候補を押しているという状況の中では、私自身が応援に行くというシナリオは、ちょっと考えにくいです。

(以上)

神奈川県

このページの所管所属は 知事室 です。