定例記者会見(2016年6月28日)結果概要

掲載日:2016年6月30日

発表事項

人生100歳時代の設計図を考える キックオフシンポジウム

 はじめに、人生100歳時代の設計図を考える キックオフシンポジウムについてです。
 県はこれまで、ヘルスケア・ニューフロンティアを進め、超高齢社会を乗り越える神奈川モデルづくりに取り組んでまいりました。健康寿命が伸びる中で、私は、県民一人ひとりが100歳をひとつのゴールとして、そこから逆算して人生の設計図を描いていくことが大事になると考えまして、「人生100歳時代の設計図」というテーマを問題提起させていただきました。
 今年度につきましては、まさにこのテーマで、様々な機会を通じて幅広い議論を巻き起こしていきたいと考えています。
 そのためとしまして、このたび7月24日の日曜日に、「人生100歳時代の設計図」をテーマとしたキックオフシンポジウムを、横浜市教育会館において開催いたします。
 シンポジウムは、基調講演とパネルディスカッションの二部構成となっております。
 基調講演では、現在83歳で、今なお現役の世界的なプロスキーヤーである三浦 雄一郎さんをお招きしまして、「人生はいつも今から 一歩一歩登りつづければ頂上に立てる」をテーマに、ご自身の体験を踏まえたご講演をしていただきます。
 三浦 雄一郎さんは、70歳、75歳、80歳の3度にわたり、世界最高峰であるエベレストの登頂を果たし、ご本人のお父様も101歳まで現役スキーヤーとしてご活躍されました。
 パネルディスカッションでは、介護の分野で先進的な取組みをされています株式会社あおいけあ代表取締役社長の加藤 忠相さん、また企業の社会貢献活動やNPOの理論的分析などの専門家である慶應義塾大学教授の塩澤 修平さん、またご自身が介護の体験をされ、67歳で大学院を卒業されたホスピタリティ☆プラネット代表の藤原 瑠美さんと、私の4人で、「高齢者の社会参加」などをテーマにした、パネル討論を行います。
 今回のシンポジウムをきっかけに、県民の皆さんに、ぜひ自分自身のこととして「人生100歳時代の設計図」を考えていただきたいと思います。

リオデジャネイロオリンピック・パラリンピック出場選手激励会について

 次に、リオデジャネイロオリンピック・パラリンピック出場選手激励会についてです。
 県は、リオデジャネイロオリンピック・パラリンピック競技大会に出場する神奈川県にゆかりのある選手の皆さんの、大会でのご活躍を祈念して、7月5日火曜日に激励会を実施いたします。
 出席者については、オリンピック競技から、トランポリン、セーリング、ライフル射撃、バドミントンの選手、7名が出席します。
 パラリンピック競技からは、自転車、ボート、射撃、卓球、車いすテニスの選手、5名が出席します。
 多くの県民の皆さんとともに、リオオリンピック・パラリンピック競技大会に出場する選手たちを応援したいと思っています。

平成30年冬季国体アイスホッケー競技会開催要請書を黒岩知事が受領

 次に、平成30年冬季国体アイスホッケー競技会の開催要請についてです。
 冬季国体は、スキー競技会、スケート競技会、アイスホッケー競技会の3つの競技会がありまして、それぞれで開催県が決められています。
 平成30年に開催される冬季国体では、スキー競技会を新潟県、スケート競技会を山梨県で開催することが決定していますが、アイスホッケー競技会の開催地は、まだ決まっておりませんでした。
 このたび、公益財団法人日本体育協会と文部科学省からアイスホッケー競技会を、本県で開催することについて、要請を受けることになりました。
 7月6日水曜日、15時35分に県庁で、日本体育協会会長と文部科学大臣からの開催要請書を、私が受領いたします。
 平成30年に冬季国体が本県で開催されることになりますと、昭和39年の第19回大会でスケート競技会を開催して以来、54年ぶりの開催となります。
 ラグビーワールドカップ2019、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に先立ち、2018年に冬季国体アイスホッケー競技会が開催されることになれば、県民のスポーツへの関心を、さらに高めることができると期待されます。
 要請書を受領しましたら、開催受諾に向け、速やかに関係機関と調整を進めてまいります。

サマー・マグカル・フェスタ 2016の開催について

 次に、サマー・マグカル・フェスタ 2016の開催についてです。
 県では、文化芸術の魅力で人を引きつけ、地域のにぎわいをつくり出す、マグネット・カルチャー、略して「マグカル」の取組みを推進しています。
 これまで、青少年センターでは、演劇・ダンス・音楽などの公演を目指す若者に、施設の無料提供を行うなど、舞台芸術を盛り上げてまいりました。
 この夏には、それらの集大成として、新たに「サマー・マグカル・フェスタ 2016」を開催いたします。
 演劇・伝統芸能・ミュージカル等、14の珠玉のイベントで、様々な舞台の魅力を発信いたします。
 開催期間は、7月8日から9月25日までの約80日間です。
 主な公演としては、県内各地で活躍する市民ミュージカル団体の舞台を一度に鑑賞できる、「かながわミュージカルサミット 2016」、歌・演劇・ダンスを学ぶマグカル・パフォーミングアーツ・アカデミー受講生の公演、初心者の方にも分かりやすい解説付きの歌舞伎鑑賞教室などです。
 各公演の詳細は、パンフレット又はホームページ「マグカル・ドットネット」をご覧ください。
 この機会に、ぜひ、青少年センターの「マグカル」をご堪能ください。

平成27年 神奈川県入込観光客調査 結果 (速報)について

 次に、平成27年神奈川県入込観光客調査結果の速報についてです。
 平成27年に神奈川県を訪れた観光客の延人数は、1億9,291万人で、対前年比で881万人増加しました。
 これは、過去最高であった平成25年の入込観光客数を上回り、初めて1億9,000万人を突破するとともに、神奈川県観光振興計画に掲げた平成28年の目標値1億9,200万人を、一年、前倒しで達成しました。
 なお、今回の調査では、直接読み取ることはできませんでしたが、別の調査によると、昨年の外国人旅行者数は、前年比で過去最大の58万人増加していますので、こうしたインバウンドの増加が、入込観光客数の増加に影響していると考えています。
 今回の入込観光客調査から読み取れる主な増加の要因ですが、一つは、さがみ縦貫道路の全線開通等、アクセスの向上による増加です。
 平成27年3月のさがみ縦貫道路の全線開通と上野東京ラインの開業により、北関東方面からのアクセスが向上したことなどに伴い、相模湖周辺で約66万人、茅ケ崎海岸で約33万人、横浜赤レンガ倉庫1号館で約31万人増加するなど、県内各地で増加いたしました。
 また、ふるさと旅行券等による増加であります。県内の旅館・ホテルで使用可能なふるさと旅行券の販売等により、24万人相当の観光需要を喚起いたしました。
 一方、大涌谷周辺の火山活動の活発化による減少もありました。
 平成27年5月に噴火警戒レベルが2、そして6月に3に引き上げられたことで、箱根関所・資料館で約13万人、箱根湿生花園で約4万人、大雄山最乗寺で約14 万人減少しました。
 このような減少要因もありましたが、県全体としては増加したところであります。
 今後は、ラグビーワールドカップ2019や、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に向け、多くの外国人旅行者に、本県を訪問していただくために、眠っている観光資源を発掘して磨き上げ、周遊型・滞在型のインバウンドツアーの企画・商品化に
 取り組んでまいります。

英国におけるEU残留・離脱を問う国民投票の結果の影響を受ける中小企業・小規模事業者に対する相談窓口を設置します

 最後に、英国におけるEU残留・離脱を問う国民投票の結果の影響を受ける中小企業・小規模事業者に対する相談窓口の設置についてです。
 県としては、英国のEU離脱に係る国民投票の結果に伴い、県内の中小企業・小規模事業者にどのような影響がでるのか情報収集に努めております。
 株安・円高が進行するなどして、今後、関連する中小企業・小規模事業者への影響も懸念されることから、相談窓口を設置するとともに、中小企業制度融資に、売上減少などにより資金繰りに窮している事業者向けの融資メニューがありますので、まずは、それらの融資メニューを紹介してまいります。
 また、今後の影響を注視しつつ、国や県内経済団体等との連携を密にし、金融支援など必要な措置を講じてまいります。
 例えば、円高が長期化するようなことなどにより、中小企業・小規模事業者の経営が深刻化するようであれば、さらに低金利の融資メニューの新設などによりまして、支援の強化も検討してまいります。

知事出席主要行事

 知事出席主要行事については、事前に送付した資料のとおりですが、そのうち、1件コメントしておきます。
 この定例会見後、第5会議室におきまして、一般社団法人日本マリーナ・ビーチ協会神奈川県支部との覚書の締結及び史上最大級のヨットフェスティバル「ENJOY 海KANAGAWA」で名誉顧問を務める加山雄三さんをお迎えしまして、ヨットに関するイベントについて共同記者会見を行いますので、ぜひおいでいただきたいと思います。

質疑

リオデジャネイロオリンピック・パラリンピック出場選手激励会について

記者: リオのオリンピック・パラリンピック競技大会出場選手の激励会なんですけれども、出席者一覧ということでいただいているんですが、現時点でまだ、これから今後、増える可能性はあるんでしょうか。出られる方というのは。

知事: 今回は神奈川県にゆかりのある選手ということで、県内に在住、在勤、在学している選手、それから主な活動拠点が県内の選手、それから県内の中学校、高等学校、特別支援学校、大学を卒業した選手にしております。今回は、皆さんにお声をおかけしたのですが、残念ながら、ご都合が合わず参加が叶わなかった方もいらっしゃいます。
 今の段階で神奈川ゆかりの選手だと把握できている方が75人おりますが、その中で今回オリンピック出場選手7人、パラリンピック出場選手5人がお忙しい中、駆けつけていただけることになっております。今回のセレモニーにはこの12人の方が参加いただきますけれども、神奈川ゆかりの選手ということになりますと、まだ、決定していない競技もありますから、それによって若干増える可能性はあります。

オリンピック・パラリンピック課長: 7月5日までに調整してまいりますので、変更していく可能性はございます。

平成27年 神奈川県入込観光客調査 結果 (速報)について

記者: 県の27年の観光客数の件で2点伺いたいんですが、27年で目標値1億9,200万人を達成したということで、28年度に目標値を新たに設定するのかということと、先ほど別の件で発表がありましたが、イギリスのEU離脱の影響で、インバウンドへの影響も出てくると思うんですが、そのあたりどのように考えていらっしゃいますか。

知事: 神奈川県観光振興計画では、入込観光客数を毎年400万人ずつ増やして、平成30年には2億人とすることを目標としております。今回、平成28年の目標値を前倒しで達成しましたけれども、2億人の目標というものも、前倒しで達成していきたいと考えています。
 英国のEU離脱の問題が、観光客数にどう影響を与えるかといったことは、しばらく様子を見なければ判断できないと考えています。

記者: 今の時点では、即座に影響が出ているものではないということですか。

知事: 今の段階では。まだ、この間決まったばかりですから。

記者: 2億人前倒しというのは、具体的に28年にというのではなくて、30年より前に、前倒しでいきたいということですか。

知事: そうです。

人生100歳時代の設計図を考える キックオフシンポジウムについて

記者: 人生100歳時代のシンポジウムなんですけれども、知事は、これに関して、同じテーマで本を執筆されたとお伺いしましたが、どのような思いで書かれたんでしょうか。

知事: 本は出来たのですけれども、もうしばらくしたら、大手通販サイトで買えるようになります。先程見たら、まだ出ていませんでしたけれども。この神奈川県が進めるヘルスケア・ニューフロンティアという政策、超高齢社会を乗り越えるモデルをつくっていこうということをずっと言ってまいりました。
 そのためのキーコンセプトは「未病」ということでした。その延長線上に、人生は100歳時代ということを想定しながら、いろいろな設計図を描いていかなければいけないだろうと。それは、個人個人がどういった生き方をするかという設計図とともに、社会としてどのような準備、対応が必要なのかといったことです。
 そういったことを、現在の段階として総合的に、皆さんに分かっていただけるような、そのようなものを用意したいとずっと思っていたのです。これまでずっと、継続してやってきたのですけれども、これさえ読めば全部分かるというものが無く、どんどん進化をしてきた、そのような中で一生懸命自分で書いて、やっと出版にこぎつけたところです。
 これを読んでいただいて、明るい気持ちで皆さんが人生100歳時代を迎えていけるような流れをつくっていければという思いを込めて書きました。

リオデジャネイロオリンピック・パラリンピック視察に係る人事委員会からの意見について

記者: 資料はないのですが、知事がこの間おっしゃっていた、リオの視察の件でですね、あの後、都議会が中止ということを打ち出したと思うのですけど、例の人事委員会のご意見とかも含めて、その後はどういうご判断までいってらっしゃるのか、状況を教えてください。

知事: 人事委員会の事務局に意見照会の文書をお渡ししたのは、本日です。そして、リオデジャネイロで開催されるオリンピック競技大会の視察、これに対しての旅費の部分が規定額を大幅に超える宿泊料が必要となる見込みとなっていると。
 そこで、特定の宿泊地における物価等の高騰に伴い、旅行者が規定による旅費では旅行することが困難な状況となっている場合における旅費の扱いについて意見を伺っているところであります。
 明日、人事委員会が開かれるということを聞いておりますけれども、その中でどのようなご意見が出てくるのか、意見をいただいた上で、判断していきたいと考えています。
 基本的には、来週の7月5日に記者会見がありますから、その段階では正式な決定をして、皆さんにお知らせをしたいと考えています。

平成27年 神奈川県入込観光客調査結果 (速報)について

記者: 観光客数の件でお聞きします。改めてで恐縮なのですが、今回こういった結果が出たということで、知事のお受けとめをお聞きしたいのと、次の目標も前倒しで達成したいと、先程のお話にもありましたけれども、それに関してどういったことを県内で考えているかをお聞かせいただければと思います。

知事: 入込観光客数が非常に対前年度比で大きく伸びたこと、これは大変ありがたい、嬉しいことだと思っています。ただ、この観光客が増えているのは日本全体の話なのです。そのような中で日本全体と比べてみると神奈川県の訪日観光客の伸びは低いのです。これは非常に大きな問題だと感じています。26年から27年の伸びとして、全国的には47%伸びているわけですけれども、神奈川としては35%しか伸びていないのです。
 せっかく観光客ブームとなっている中で、神奈川はまだまだ頼りないということがありますから、しっかりと2019年、2020年に向けて、観光の魅力をより磨き上げて、体制を整えていきたいと思っているところです。 

英国における国民投票の結果の県内企業への影響について

記者: イギリスのEU離脱の件でですね、県内の企業への影響というのはどのように見ておられるのでしょうか。

知事: 今現在、これまで国内の上場・未上場会社6,097社へのアンケート調査によりまとめた、東洋経済新報社の海外進出企業総覧2015によりますと、英国に進出している県内企業というものは、企業が出資している海外法人も含めまして、現地の企業数は49企業となっています。それだけの規模があるわけですから、いろいろな形でこれから影響が出てくるのだろうと思っています。その中でこの、英国に進出している企業というのは、英国市場だけでなくて、ヨーロッパ全体をターゲットにして進出している企業が多くて、企業の欧州戦略に与える影響というのは大きいと推察されます。
 特に、自動車・鉄道などの製造業では、原材料や部品などに関税が発生する可能性もあることから、欧州全域での原材料調達、生産・管理、物流販売までを含めた、いわゆるサプライチェーン、この見直しが必要となってまいります。そういう中で、今後の動向、注意深く見守り、ジェトロともしっかりと意見・情報交換を行いながら、県内企業に対して、必要な情報を適時、適切に提供してまいりたいと考えています。

記者: 今のところ、特に具体的な対策というのは考えてはおられないということですか。

知事: 先程述べたように、既に用意してあるメニューもありますという情報を今提供しているという状況です。そして、これからの動きをしっかりと注視しながら、皆さんが、いざという時にはそういうものがあるということを一つの安心感としながら、これから事態の推移を見守って、適切に対処していきたいと考えています。

参議院議員選挙について

記者: この間も伺ったと思うのですけど、選挙期間中となっていて、その後何か応援などの要請とかっていうのは、特に来たりはしていないですか。

知事: 応援の要請は全くないです。私の場合には、政党と距離を置いているということが皆さんに割と周知いただいているのでしょう。

(以上)

神奈川県

このページの所管所属は 知事室 です。