定例記者会見(2016年5月9日)結果概要

掲載日:2016年5月11日

発表事項

(ブータン王国オリンピック委員会代表団が黒岩知事を訪問します!)

 はじめに、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会関連について、お知らせします。
 まず、事前キャンプ誘致についてです。このたび、ブータン王国からオリンピック委員会の代表団が来日し、県内の施設を視察されることになりました。同国のオリンピック委員会が、東京2020大会の事前キャンプ候補地を視察するために来日するのは、初めてのことであります。この視察は、かねてからブータン王国と友好関係を築いてきました、学校法人グループの星槎グループのご紹介により実現したものであります。
 視察者は、現国王の弟殿下のジゲル・ウゲン・ワンチュク会長ほか5名で、5月12日の視察に先立ち、11日には県庁にもお越しいただきますので、私からも神奈川の魅力をお伝えしたいと考えております。
 また、ブータン王国と日本は今年で国交樹立30周年を迎えることもあり、ブータン王国民と神奈川県民が交流を深めることで、両国のパートナーシップが発展していくことを願っているところです。
 今回の視察がキャンプ地決定につながることを、大いに期待しています。

(セーリングプロモーション動画ができました!)

 次に、「セーリングプロモーション動画ができました!」についてです。
 県は、江の島で開催される東京2020大会のセーリング競技を盛り上げるため、より多くの県民の方にセーリングを知っていただく取組みを進めています。その一環として、この度、セーリング競技のプロモーション動画を制作し、本日17時から、かなチャンTVで公開いたします。
 制作した動画は、レースの迫力を知っていただくイメージ動画のほか、セーリング競技を全く知らない方にもわかるよう、基本的なルールを説明した動画と、今年のリオデジャネイロオリンピックで使用される競技艇の紹介動画の3種類であります。ここで、その3種類のうち、イメージ動画をご覧いただきたいと思います。
 今後、県内のデジタルサイネージを活用しての放映や、県のホームページ、イベント等で放映をしていく予定ですので、是非、多くの方々にご覧いただき、皆さんとともに、セーリング競技を盛り上げたいと考えています。

(「かなチャンTV」本格実施について)

 次に、発表資料はありませんが、一件お知らせしておきます。
 今年1月から試行を行ってまいりましたインターネット放送局「かなチャンTV」の本格実施を本日から開始いたします。
 これまで、曜日ごとの日替わり動画コンテンツを立ち上げ、試行として運用してきましたが、特設ホームページの開設や、県庁アナウンサーをはじめとした実施体制を整備するともに、慶応義塾大学からの指導のもと、撮影技術、編集技術の修得に努めてきたところでありまして、常設のインターネット放送局としての準備が整いました。
 また、熊本地震発生後は、その対応状況なども発信してきたところでありまして、今月3日の庁舎公開では、「イクボス動画」のお披露目上映会についても、その模様を生放送し、たくさんの方に見ていただきました。
 この「かなチャンTV」本格実施を一層盛り上げるため、今週を「かなチャンTVスペシャルウィーク」として、日替わりで特別番組を放送します。
 月曜日は、スマートフォンの動きに合わせて映像が動く、県庁舎の360度動画。火曜日は、横浜DeNAベイスターズのラミレス監督に登場していただきまして、野球への熱い思いや、子供たちへのスペシャルメッセージをお届けします。
 その後も、ラグビー日本代表の前のヘッドコーチ、エディ・ジョーンズさん。女優で、「いのちを守る神奈川県動物愛護推進応援団長」の杉本彩さんなどが、続々と登場します。
 今後、「かなチャンTV」をますます充実していきますので、ご期待いただきたいと思います。

知事出席主要行事

(第51回神奈川県看護賞贈呈式)

 知事出席主要行事については、事前に送付した資料のとおりですが、そのうち、1件コメントしておきます。
  5月13日、金曜日に神奈川県立音楽堂で開催します「神奈川県看護賞贈呈式」に出席いたします。
 今回で51回目となる「神奈川県看護賞」は、多年にわたり、保健師、助産師、看護師として、その業績に励まれ、顕著な業績を上げられた方々を表彰し、その功績に報いるとともに、 県民の皆さんに看護に対する理解を深めていただくことを目的としております。
 贈呈式は、近代看護の創始者であります「ナイチンゲール」の 誕生日にちなんだ看護週間、5月8日から5月14日の期間中に行っておりまして、当日は「山百合」と鳥の「ナイチンゲール」をモチーフとして デザインした看護章を贈呈いたします。

質疑

(ブータン王国オリンピック委員会代表団の知事訪問について)

記者: ブータンのオリンピック委員会の代表団が訪問する件について幾つか教えて下さい。今回のブータンの代表団の方々は神奈川県以外もですね、視察されるご予定はあるのでしょうか。今回の視察というのはほぼ決定と見てよいのか、他にも見たなかの一つなのか、どういう位置づけなのかというのをまず教えていただけますでしょうか。

知事: 今回の来日は、陸上チームを招聘しています埼玉県の寄居町、ここも訪れるというふうに聞いております。今回、どこか決まったかというニュアンスはまだ全くありません。
 ブータンというのは、アーチェリーと射撃で過去にオリンピックに出場を果たしておりまして、特にアーチェリーというのは国技とされていて大変盛んなようであります。2020年東京オリンピック・パラリンピック大会では陸上競技、それからパラリンピックへの初出場というのを目指していると聞いております。
 そこで、そういう関連の施設をまずは見ていただくということでありまして、決まることを我々は念願をしているところであります。

記者: ちょっと五輪に関連してなんですけれども、年明けの知事会見などでですね、リトアニアは先日視察に来ましたけれども、オランダも名前が挙がっていたと思うんですが、その後の進捗状況や、また、他の名前を挙げられるような国があれば教えてください。

知事: 今決まっているのは、エリトリア国とイギリスが決まっております。全国では、県内2件のほか8件、合計10件が決定していると聞いているところです。その中で、今継続中なのはリトアニア、これは先日お越しいただきまして、現地視察後、連絡をとり続けているということであります。
 それ以外は、いろんな形で視察をしていただいたりしているところもあるのですけれども、まだ具体的には申し上げる状況ではありません。我々としてみれば、リオの大会が終了したら、一気に動き出すのではないかと、そのように考えているところです。追加で名前を出せる国は今のところありません。

(五輪事前キャンプ地について)

記者: 五輪関係の質問なのですが、エリトリアも小田原・箱根地域で、もうこれは事前キャンプが決まっているんですが、違う国の事前キャンプが同じ場所で二つまたは二つ以上重なるということは、集中してオペレーションがうまくのか、そのあたりの懸念というのはどのように考えているのか。

知事: そこのところは、あまり問題ないと思います。小田原も広いですし、それなりのパワーがある所でありますから、そこのところはしっかりと向こうも見極めていただいた上で、決断をしていただいたと考えています。

記者: うまくできるということ。

知事: はい。小田原はラグビーワールドカップ日本代表の合宿地にもなっていますから。

(東京都知事の公用車使用について)

記者: 東京都の舛添知事の公用車で頻繁に湯河原に行っていたという件なんですけれども、知事の受け止めを伺いたいんですが、一つは公用車を使って湯河原に行っていたということと、あともう一つの毎週末のように、遠く離れて、わりと距離のある湯河原に行っていたというこの二点についての受け止めをお願いしたいと思います。

知事: 報道によれば公務の前後、つまり、公務が終わった後の送りであるとか、公務に向かうための迎えということ、これを公用車で送り迎えをするという運用をしていると聞いておりますけれども、この点については、特に問題であるとは思いません。
 ただ、それが距離とか頻度といったもの、これはそれなりに配慮することも必要ではないのかなと思います。行く先がどこでもいいと言ってしまったら、今から軽井沢へ行ってくれとか、あちこち行ってくれ、という話になってしまったら、これはなかなか市民感情としてどうかなというふうになりますから、そのあたりはやはり配慮しないといけないのではないかなと思います。

記者: 要するに、ちょっと配慮が足りなかったんじゃないかというご意見、そういう趣旨ですかね。 

知事: 配慮が足りなかったかということは、ちょっと、もともとご自身の別荘が湯河原町にあったわけですから。別荘というより、あそこに住んでいらしたのではないでしょうか、知事になる前は。だから、ご自宅というようなイメージが強かったのではないかという気もしますけれども。

記者: 舛添さんがおっしゃるのは、公用車は「動く知事室」だという表現をされていて、たとえば災害とかの突発事案があったときには、即座に連絡が取れるような体制を取っているので問題ない、というお話だったのですけれども、そのあたりというのはいかがですか。

知事: 動く知事室と言われれば、確かにそうですけれども、ただ、だからといって24時間いつでもずっと移動は公用車でいいのか、という問題になってきます。そのあたりは、やはりけじめを付けなくてはいけないところもあると思います。
 私は、公用車に乗っていない時は、事務所車を使っています。事務所車であっても、業務上の連絡は飛び込んできますし、そこで様々な会話もします。それは動く知事室と言えば知事室になりますけれども、これは税金で払っているわけではなくて、事務所経費の中から、捻出をしているところです。ですから、公用車でなく、タクシーの中でそんな話ができますかという話をされていたと思いますけれども、タクシーの中とかではなくて、私の場合には、公用車か事務所車かという使い分けをしています。

記者: 今回の舛添さんの明らかになった件が、不適切であったかというところまでは、ちょっと、知事として何とも言えないということなのか。

知事: 東京都で決められたルールの中に入っていたというところでしょうから、そういう点においては問題はないということだと思いますけれども、それを皆さんがどのように受け止められるかといった問題は、また別の問題だと思います。
 湯河原町との往復距離がどうだったのかという問題とか、回数が多かったという問題について、都民の皆さんがどのように受け止められるかという問題だと思います。

記者: 出張費が高額だったということもあわせて、問題視する声もありますけれども、その辺、通底するような感覚があるなというふうなご印象はありますか。

知事: たまたま同じ時期に出た話ですけれども、海外出張に高額なお金がかかっていたという問題と、湯河原町に毎週のように行っていたという話とは、別の話だと私は思います。
 だから、公用車の使用については、東京都のルールにのっとっていたというお話しをされています。海外出張費の場合には、一応ルールはあるけれども、それを大幅に上回っていたということがあります。いずれにしろ、これを都民の皆様がどう受け止められるのかということだと思います。

記者: 今の関連なんですけれども、知事の場合は公用車と事務所車を使い分けされていると。確かに他の首長さんなんかでもそういった使い分けをされている方もいらっしゃいますけれども、知事の場合、基本的に知事というポジションは24時間公人であるということであるんですが、その中であえて使い分けをどういったところで切り換えてらっしゃるのかというのを確認させてください。

知事: 非常にいい質問です。本当に日々迷うというか、正直なところ非常に難しいです。
 例えば、総理大臣の日程を見ていただくと分かると思いますけれども、総理大臣にはプライベートがないという扱いです。ですから、家族と食事をしていても、誰と食事していても全部公務扱いです。例えば「家族との食事はプライベートですから」と言った瞬間に警備も何もいなくなるという状況でいいのかという問題になるわけで、総理大臣の場合には、そういった意味でのプライバシーはないということで全部出しています。その代わり全部公用車で移動するし、全部警備が付きます。
 では、知事の場合はどうなのかといったときに、知事と総理大臣、それは違うだろうという中で、私は自分の中で一応判断しているところはあります。いわゆる公務、誰の目にも分かるような公務と、そうではないお付き合い、そこのところには自分の中で線を引いています。これが非常に線引きが難しいのです。
 皆さんもそうでしょうけれども、例えば夜に会食をするときに、取材のために会食をしていることもたくさんあります。そうした方が、より話が弾んでいい関係も作れてもっと本心に迫れるなといったこともたくさんあります。そういう中でこそいろんな話も出てくるということもあるし、それは我々も同じことであって、政策的な話もたくさんしていて、そして新しいアイデアがたくさん浮かんでくるとか、ではこうやっていこうとか出てくるのが事実です。でも、その会食を公務というのか、そうではないとするのか、非常に難しいと思います。
 私の場合には、なるべく公務ではないとする方を選んでいます。ですから、会食に行って、会食の間ずっと公用車を待たせていて、それで帰るということはしないです。会食の場に行くときは公用車で行っても、その場で帰ってもらって、それで帰りは事務所車が迎えに来るということをかなり厳密にやっています。
 そのルールがどこかに書いてあるのかというと、そのようなことはなくて、どこかで線を引かないといけないのだろうなと思う中で引いているところです。

記者: 直接的な行政の仕事ではなく、いわゆる政務的な部分については、分けてらっしゃるというような受け止めでよろしかったでしょうか。

知事: 幅広く解釈しています。政務的な話といっても、政策と実はリンクしているような話はいくらでもありますから。オリンピックに向けてどうしていきましょうかとか、マグカルでどのようなことがいいですか、ということを話しているわけです。
 これは、政策の議論をしているということからするならば、公務と言ってもいいのですけれども、見方によっては、ご飯を食べているだけではないかと言われる可能性だってあります。それが嫌だから、そこは自分の中で原理原則を設けて厳しくやっている。だから、私の事務所車は、夜はしょっちゅう出てきます。

記者: もう一つすいません。舛添さんの公用車の使い方で、湯河原町っていうのは距離的に、いわゆる危機管理上問題だっていう論点があったと思うんですけれども、この点に関しては知事としてはどういうふうにお考えですか。

知事: これは必ずしも距離がどうだという問題ではないと思います。知事という職は確かに危機管理上、非常に重要な業務を担っていますけれども、だからといって、知事がずっと県庁の周辺に365日24時間張り付いていなければいけないのかというと、そのようなことは無理ですから。離れることはいくらでもあります。そういう時に、どういった危機管理体制をとっているかということだと思います。
 それは、我が神奈川県も同じことですけれども、どういう連絡体制をとるか、必ず知事はどこにいてもすぐに連絡を取れるような体制をとっておくことがまず基本です。それでどこで何が起きたとしても、できる限り早く戻ってこられるような段取りをつけておくということですから、知事の判断が全く消えてしまうような状況になるということはあまり想定できないのではないでしょうか。そういう意味で、舛添知事が湯河原町に行っていらしたということによって、危機管理上、非常に重要な問題があるとは私は思わないです。

(セーリングプロモーション動画について)

記者: 今度はオリンピックのプロモーション動画の方なんですが、今上映していただいた短い中では、いわゆるエンブレムみたいなですね、オリンピックの輪っかとかそういったデザイン的なものは登場しなかったように思えたんですが、このあたりの事情というんですか、今後こういうものが使うことができるのかどうか、そのあたりを教えてほしいのですが。

知事: 非常に簡単な話で、これが決まる前に動画を作っていたということがあります。できてから作るとなると、どんどん遅くなってしまいますから、その前に作ったということが正直なところです。
 まずは、これによってセーリング競技が江の島で行われるということを皆さんに知っていただくということが、まず今回の動画の最大の狙いでありまして、機運を盛り上げていく。
 その先の展開の中ではこういったものが登場するということは十分ありえることだと思います。

(以上)

神奈川県

このページの所管所属は 知事室 です。